A difference of Lighter's light
2005.7.11更新
ことライターにおいても出回っている数は相当のものです。
いわゆる100円ライターと呼ばれるものから、なぜか1万円を超えるものまでありますが、
その目的は「火をつける」ことに変わりありません。
一方で、最近はライターの炎にいくつかのタイプがあります。
外燃式、
内燃式、
バーナーフレームと大きく分けて3つあるのですが、ご存知でしょうか。
ここではこれらの炎について、機能面や見た目の紹介をしたいと思います。
外燃式ライターの火
100円ライターやZIPPOに代表される多くの製品で見られます。
見た目には、誰もが見たことのある黄色の火で、どんな微風でも揺らめきます。
● 利点として
・非常に着火しやすい。
意外に思われるかもしれませんが、これは紛れもない事実です。タバコ、紙類、線香、ロウソクの芯、花火の導線、各種燃料など、
これらに火を移す能力に優れます。しかし、これは無風に近い状況に限られます。
・火が灯りになる。
燃焼で生じたエネルギーのうち、光エネルギーになる割合が多いためです。
● 欠点として
・風に弱い。
周知の通り、ちょっとした風でもすぐに消えてしまいます。
また、風が吹いている状況では、点火すら困難です。
よって風が弱まった瞬間に点火、すぐさま火をつけるという
高等テクニックが必要になります(^^)
内燃式ライターの火
結構以前から、安いライターにも採用されています。
時々コンビニでも扱っています。火という表現が正しいか不明で、だいたいの人が見たことはあるはず。
火というより、金属触媒による黄色の熱源と感じます。
● 利点として
・風に対して非常に強い。
内燃式とは、空気と最適な比率のガスを燃やして、火というよりも高温の熱源を作り出すようなものです。
その「火」はライター内部で燃え続けるので、風の影響をほとんど受けません。扇風機の前でも余裕です。
● 欠点として
・火が目立たない。
火が出ているのかどうか判りづらいというのは、一応、安全性に問題があると言えなくもありません。
ただこれは周囲が明るく、かつ横から見たときの話で、上から見れば黄色く光っているのが確認できます。
バーナーフレームライターの火
まだ市場に浸透していませんが、最近100円ライターでも見られるようになった。ライターでは高価なモデルに多く見られます。
理科の実験で見られる、直進性のある青色の火です。
● 利点として
・風に対して強い。
構造は内燃式と大差ないと思われます。ガスのジェットが内燃式より強く噴出するようになっています。
ただし、内燃式と違って、火をライター外部に出すので、風の影響は受けます。
しかし青色の炎自体に直進性があり、結局は風に強いです。
・意匠性に優れる。
青色の炎は高級感があります。
デュポン社のライターなど、ライターの炎とデザインが相互にマッチすると、製品の完成度が高まります。
● 欠点として
・ややガス効率が悪い。
つまりガスを食うわけです。高純度ガスを使いたい放題やっているので当然ですが、
実際には意識させられるほどのことではありません。
ただ、ガスのジェットが細い関係上、市販の廉価版ガスは使用できない点でも、少々ランニングコストは高いといえるかもしれません。
なお利点となるものには、返せば欠点となるものもありますが、喫煙者の見解からそれらは除外しました。
また、火の種類間での利点・欠点も、返せば欠点や利点にあります。
例えば内燃式とバーナーは外燃式に比べて火が付けにくいという点も、ある程度は除外してあります。
総論-結局、どのライター?-
機能性なら風にめっぽう強く燃費もそこそこ、割安で火もなかなか点けやすい
内燃式がダントツです。
ローカルな雰囲気がよいとか、手間かかるところが好きとかならZIPPO系オイルライターがオススメです。
安くて手軽、落としても気にならないものなら100円ライターに勝るものはありません。
デザインと機能の両方を高次元で実現したい人にはバーナーってところでしょうか。
以下、予断と補足です。
外燃式について「火が灯りになる」と書きましたが、
日常でこれを習慣にしていると、思わぬ危険を伴うことを心に留めておきましょう。
せまい密閉空間では酸欠、ガソリンタンクの中を除いて全身火傷などの可能性があります。
わかっていてもやってしまうことがあるので、喫煙者の方は特に注意しましょう。
ZIPPOについてですが、着火前は普通の外燃式と同じですが、着火後はそこそこ風に強いものです。
それでも内燃式・バーナーには敵いませんが。
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